6月28日PSwにおける力学的要素と臨床でみるポイント(詳細はクリック)

大脳皮質の機能に重要な2つの領野の役割

臨床場面において
脳画像を見ることは非常に
重要になってくるのですが、

その際にまずは脳の基本的な機能を
理解する必要があります。

今回はその中でも大脳皮質といわれる
脳の表面(よくブロードマンエリアといわれる)
灰白質としての部分が

  • 何をしているのか?
  • どういった役割をもっているのか?

について簡単に
まとめていきたいと思います!

脳を4つの区分で考える

まずは脳機能を考えた場合に
脳構造を3つの役割から分けて
考えていくことが重要になります。

 

脳構造でみる脳の3つの役割

  • 灰白質:直接機能をもつ部位
  • 白質:それぞれの機能をつなぐ線維
  • 脳室:直接的な機能を有さず、栄養を送る

その中で、大脳皮質の表面には
ブロードマンエリアといわれる
各エリア(場所)にそれぞれ○○野
といわれる機能を有した
灰白質(核)が存在します!

まずは、その大脳皮質に存在する
各機能を細かく理解する前に、

まずは大脳皮質を大きく
4つの区分
分けて考えていきます。

脳の4つの区分

  • 前頭葉→中心溝を境に前方にある部分
  • 頭頂葉→中心溝、頭頂後頭溝、シルビウス裂を境界として前頭葉・後頭葉・側頭葉と接する部分
  • 後頭葉→頭頂後頭溝より後方にある部分
  • 側頭葉→大脳の側面で、シルビウス裂より下方の部分

脳を大きく4つの葉で分けた場合に、
それぞれの機能が
どういった特性があるのかを
考えていきます。

脳の4つの区分と機能

  • 前頭葉→抑制する機能 、運動機能の評価、4野(空間性の位置変化)
  • 頭頂葉→感覚野、感覚機能の評価
  • 後頭葉→視覚情報、視野(目の機能)
  • 側頭葉→聴覚、言語、理解

さらに4つの葉の中でも
一次的な機能を有するもの
(ここでは一次〇〇野といいます)と、
その一次的な機能を合わせたもの連合野)の
大きく2つに分けられます。

 

2つの領域の機能

一次〇〇野の中には
脳の中心溝を境に
運動を司る一次運動野
感覚を司る一次体性感覚野

また、五感をとる
後頭葉に存在する一次視覚野
側頭葉に存在する一次聴覚野
などがあります。

それに対して連合野
頭頂葉や前頭葉、側頭葉に存在し、
数種類の情報を統合する部分
として非常に重要になってきます。

各連合野の部位としては、
上記画像を参考に

  • 頭頂連合野:後頭葉の前方、背側で体性感覚野の後方の領域
  • 側頭連合野:後頭葉の前方、腹側の領域
  • 前頭連合野:運動皮質の前方の領域。大脳皮質の最も前方。

に位置します。

そして、それぞれの機能として

連合野の機能

  • 頭頂連合野→行為、物体の距離を決めている
  • 側頭連合野→物体の認識を行う、上方は主に聴覚認知、下方は視覚認知
  • 前頭連合野→頭頂、側頭連合野の情報を足して、運動遂行に必要な情報を出す

といった機能を有します。

 

臨床的に考える脳機能

特に臨床的に難渋する
高次脳機能障害
この連合野そのものの障害が大きく、

2つ以上の情報を統合できず

そこで様々なミスマッチが生じることで
失行や、失認などの
臨床症状が非常に多く
出現してきます。

なので、脳画像などを通して
どの一次情報が取れないのか、
そしてどのように情報を統合
させるべきなのかを考え、
治療応用していくことが

高次脳機能障害の治療としては
非常に重要となってきます。

まとめ

脳を理解するための基礎的な考え方

  1. 脳を4つのエリアから考える
  2. それぞれにおけるエリアの大まかな機能を知る
  3. 一次○○野:直接機能を有する部分
  4. 連合野複数の部位からの情報が統合される部分
  5. 脳の処理過程を把握する

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